農業にはさまざまな要因が複雑に関係しています.そのため,異なる組織で運営されているさまざまなデータベースを組み合わせて利用できる必要があります.
農業情報化の基本は生産現場での情報を正確に記録することです.これを低コストで効率的に実現する必要があります.
インターネットなどで蓄積される膨大な文書情報には多くの有益な情報が詰まっています.いかにそれを効率的に発見し,農業現場などの意思決定に役立てるかが課題です.
圃場等で収集された膨大なデータを整理し分析して,分かりやすい形で農業者や研究者へ新たな知識として提供することが課題です.
食の安全・安心が叫ばれる中,生産から消費にいたる生産物にかかわる情報流通を支えるトレーサビリティシステムが必須です.
データベースモデル協調システムプロジェクトの成果を土台にすでにいくつかの事業や別の研究プロジェクト等が推進されています.
直接データベースモデル協調システムの予算枠ではありませんが,ITを農業に活かすための研究成果が,当プロジェクト研究の関係者によって公表されています.