連続した大量のデータから予測モデルを構築するシステム

システムの概要

日々刻々と変化する気象データから，収量や収穫適期などを正確に予測することができれば，農業生産を効率的に行うことが可能となります． 　そのためには，予測に先立ち，過去のデータなどから両者の間の関係（予測モデル）を明らかにしておく必要があります．予測モデルを得るには，一般に回帰分析という統計手法がよく用いられます．しかし，気象データのような連続した大量なデータでは，通常の回帰分析で精度の高い予測モデルを得ることができません．
私たちは，気象データのように連続した大量なデータからでも精度の高い予測モデルを構築するために，新しい統計手法を開発しました．また，新手法を用いて予測モデルを構築するためのWebサービスHyDRASを開発しました．開発されたシステムは，大豆の開花予測システムに応用されました．

応用された大豆の開花予測システム